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「わかりやすい表現」をするために(前編)

2021.04.23 デザイン

世の中はいろいろな人が作った案内や表示にあふれていますが、その中には、読む気になれない、わかりにくいと感じるものもありませんか?

あなたにも日常でちょっとしたイベントの案内やお知らせ、仕事での提案書、マニュアル作成など、文章や図で情報を伝えたい場面があるのではないでしょうか。
必要な情報は全て伝えているはずなのに、何故か読まれていない、理解されていないと感じるときは、もう少し見せ方を工夫することで改善できるかもしれません。

普段、狙った効果が出るようWebサイトやバナーのデザインを試行錯誤している立場から、気をつけているポイントなどを2回に分けてご紹介します。何かのお役に立てれば幸いです。

わかりにくい表現とは

読みにくい、わかりにくいと感じるのはどんな時でしょう。
まずそんな表現がありそうな行政機関のWebサイトからサンプルになりそうなものを探してきました。

例1)
厚生労働省「公益通報者の保護」から抜粋

インターネット経由で通報するときの方法について説明されています。
長い文章と見慣れない単語が並んでいて、なんとなく難しそうなことを書いているように見えます。
文章を全て読めば意味はわかるのですが、最初のフォームのリンクが問題なく表示・動作できる人なら、その下の各リンクの説明は特に必要ない情報のようです。

以前、公共の場でこのような分別ゴミ箱の表示を見ました。
同じ形のゴミ箱の上に、おしゃれな感じで英単語を小さめにプリントした紙が貼られています。

例2)

これは個人差があると思いますが、英語だけというのが直感的にわかりにくくちょっとしたストレスを感じてしまいました。

わかりにくくなる原因

以下の3つに大きく分類できるように思います。

1. 情報の受け手、情報を受け取るときの状況が考えられていない。
2. 情報の伝え手側の「都合」や「思い」の方が強い。
3. どうすれば受け手に合った伝え方になるのかわからない。

先ほどの例だと、行政機関のWeb ページは1〜3全てに当てはまりそうな気もしますし、ゴミ箱の方はおそらく2で「英単語でシンプルモダンな感じに見せたい」という思いが強かったのではないでしょうか。

「わかりにくい表現」に陥らないための視点を持つには

情報の受け手側のことをよく考える

相手の立場になって考えよう!ということなのですが、そうはいってもこちらは既に情報を知っているので客観的に見るのはなかなか難しい場合があります。
そんな時は情報の受け手について、具体的になるまで人物像を掘り下げて想像してみましょう。

・何歳くらい?
・どんな人?
・どんな状況でこの情報を見る? など

そうすると

・年配の人なので小さい文字だと読んでくれないかもしれない
・その分野の知識がない人なので専門用語は使わないほうがいい
・急いでいる状況で見るから長い文章だと読んでくれないかもしれない など

想定する受け手によって表現方法を調整する必要性が見えてきます。

独りよがりな説明になっていないか

情報の伝え手側が相手のことを考えず、自分の手間や時間を最優先して作ったものは、わかりにくいものになってしまっても仕方がありません。
ただその逆に、伝え手側が「もっと知ってもらいたい、伝えたい!」という熱意を反映した結果も、あまり良い結果にならない場合があります。

良かれと思い大量の情報を表示しても伝え手の熱意に反し、受け手はそれほど熱心に読み込んではくれないかもしれません。本当に全て伝えなければいけない情報なのかの見直しも大切です。
多すぎる情報は、受け手の状況次第では読んでもらえない危険性を認識しておく必要があります。

とはいえ削ることができない必要な情報ならば、どうやって「わかりやすい表現」にするのか。
次回はその方法についてご紹介したいと思います。

みみみ

WRITER

みみみ Webデザイナー

設計、Webデザインを担当しています。 植物のお世話をすると何故か枯らしがち。

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