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WordPress保守の重要性と費用相場、外部代行の活用方法まで徹底解説!
2025.06.03 代表ブログ

今回も反響のあるWordPressに関する記事を書きます。今回は保守の重要性について書きます。過去記事をご覧になりたい方は以下をご参照ください。
WordPressのエンタープライズ版?中規模サイトの構築で心がけている3つのセキュリティ対策
WordPressセキュリティ対策 – 安心して運用するための基本と実践【保存版】
WordPressは、全世界で圧倒的なシェアを誇るCMSです。自由度が高く拡張性にも優れる一方で、CMSは、管理画面のように外部からアクセスできる画面を通じてデータベースの追加/編集/削除ができるため、セキュリティリスクや不具合のリスクも抱えています。そのため、WordPressサイトを安全・安定的に運用するには、定期的な「保守」が欠かせません。本記事では、「WordPress 保守」に関する基礎知識から、保守費用の相場、保守代行サービスの選び方、保守を外注するメリットまで詳しく解説します。
なぜWordPressには保守が必要なのか?
WordPressはオープンソースで世界中の開発者によって進化を続けています。頻繁なアップデートが行われており、それに合わせてプラグインやテーマも更新されます。しかし、このような更新を怠ると、セキュリティの脆弱性が放置され、悪意のある攻撃の対象になってしまうケースや、プラグインの非互換やテーマの不具合によるサイト表示の崩れが発生するケース、さらにはサイトの表示スピード低下やGoogle評価の低下によるSEO順位の下落につながってしまうケースもあります。つまり、WordPressは「作って終わり」ではなく、運用と保守がセットで必要です。
WordPress保守で実施すべき主な項目
WordPress・プラグイン・テーマのアップデート
WordPress本体・プラグイン・テーマは定期的に更新されます。手動でのアップデートは手間も多く、互換性チェックも必要です。
サイトの定期バックアップ
障害発生時や改ざん被害に備えたバックアップ体制は、保険として不可欠です。自動でクラウドなどのストレージに保存される仕組みが望ましいです。
セキュリティ対策の強化
不正アクセス防止のために、ログイン試行制限やファイアウォール設定、SSL証明書の更新などを行います。セキュリティ対策に関しては「WordPressセキュリティ対策 – 安心して運用するための基本と実践【保存版】」の記事で詳しく書いていますので、こちらをご参照ください。
サイト表示や動作の確認
プラグイン更新後にエラーが出ていないか、ページが正しく表示されているかを目視確認する運用も重要です。
お問い合わせフォームや更新のサポート
フォーム送信の不具合や、情報の差し替え依頼など日常的なトラブル対応も保守の一環として求められます。
WordPress保守費用の相場とは?
次に「WordPress 保守費用はいくらかかるの?」という疑問にお答えします。一般的な外注によるWordPress保守費用の相場は5,000円から100,000円の価格帯で提供されている企業が多いようです。当社では1サイト15,000円で提供しています。日々の情報収集やアップデート対応、脆弱性情報発生時の緊急アップデート対応を行い、月次でレポート提出を行っていますので、費用の妥当性もご理解いただけるものと思います。
また、特にメジャーアップデートの際には、動作や表示に不具合が発生するケースもありますので、必ずテスト環境で表示、動作の確認を行い、問題ないことを確認したうえで本番環境に反映することをおすすめします。
WordPress保守代行サービスとは?
「自社で対応しきれない」「社内に詳しい人がいない」場合に活用されるのがWordPress保守代行サービスです。WordPress保守代行を依頼する主なメリットとしては、WordPressに関する専門知識を持つチームが迅速に対応してくれること、定期的な監視によりトラブルを未然に防げること、人件費よりも低コストで高品質な対応が可能こと、そして外部に委託することで社内リソースを本業に集中できることがあげられます。社内のWeb担当者が本業と兼務して保守までこなすのは大きな負担となるため、外部の制作会社に任せることで効率化と安全性を両立することができます。
WordPress保守サービスの選び方のポイント
専門性や実績、導入事例は十分か?
同じような規模や業種のWebサイトの保守経験があれば、想定外のトラブルにも対応できる柔軟性が期待できます。
迅速な対応が可能か?
障害発生時のレスポンススピードは保守サービスの品質を大きく左右します。平均応答時間やサポート時間帯の明記があるか確認しましょう。
セキュリティ対策の専門性はあるか?
単なる更新作業ではなく、サーバー・SSL・脆弱性診断などまで対応している会社を選ぶと安心です。またインシデントなどのトラブル発生時の対応策が事前に考えられているかも重要なポイントです。当社ではISO27001の認証取得を行っており、インシデント発生時のマニュアルを作成し、定期的に社員教育を行っています。
契約形態が柔軟か?
月額制・チケット制・スポット対応など、業務量や予算に合わせた柔軟な契約形態を選べる会社が望ましいです。
自社での対応と外注のハイブリッドもおすすめ
ただし、予算もあると思いますので、必ずしもすべてを外注する必要はありません。WordPress保守の中でも「ルーティン化できる作業」は社内で対応し、「高度な対応」は外注という形で分担することで、コストパフォーマンスを最大化することができます。例えば、お知らせ記事の投稿は社内で対応しつつ、バックアップ・アップデート作業、セキュリティチェック、コンテンツの修正を外注外注するという方法も考えられます。
安心・安全なサイト運用には「保守」が不可欠
WordPressは高機能なCMSですが、その性能を最大限に活かすためには、保守と運用の体制が整っていることが大前提です。「知らないうちにサイトが表示されなくなった」「改ざんされてGoogleにブロックされた」そんなトラブルを未然に防ぎ、企業の信頼を守るためにも、今こそWordPress保守の体制を見直してみてはいかがでしょうか。
まとめ:保守サービスを選ぶ前に相談してみましょう
WordPressサイトの保守についてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。現在のサイトの状態を診断し、御社に最適な保守の形をご提案いたします。「どこまで任せるべきか分からない」「いくらかかるか不安」という方は、ぜひ無料相談を行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
WRITER
吉田 寛
株式会社アリスタイルの代表。得意分野は、お客様のビジネス理解力と、それをベースとした企画開発力です。主にBtoBビジネスのお客様のマーケティングとマネジメント分野の成長・改善をITでお手伝いします。